四国遍路170万歩の旅

−定年遍路道中記−







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6.マメ対策と筋肉痛

 マメには神経を使った。私の足は幅広で甲高、大きな小指が薬指にくいこむように内側に重なっている。この両小指と土踏まず前のところにマメができる。いつもなら手当をして数日たてば自然に乾くが、今回は毎日30キロ強歩き、乾くひまがない。マメが痛いと知らず知らずに他の足でか
見苦しいですが
ばって歩くのでいつもと違うところに力が入り、ふくらはぎや大腿部まで痛めてしまう。そうなると厄介だ。マメは危ないと思った個所をテーピングして予防するが、出来たらこまめに手当をするしかない。

 小さいうちに糸を付けた針で穴をあけ、膿みを完全に出してから消毒、化膿止めを塗ってからテーピングかカットバンで押さえる。出しきらない中途半端が一番まずい。この繰り返しをして乾き固まるまで待つしかない。
 今までの経験からマメの手当てに針2本(太目と普通の針)と糸、医療用の小さいはさみ、カッターナイフ、爪きり、消毒用にライター、殺菌消毒薬、化膿止め軟膏、ばんそうこう、滅菌ガーゼ、バンドエイドを、予防用にはテーピングテープ2種類(3.5cmと1cm)、足まめパットなどを持ってきた。
 毎日宿で手当てをすると、翌朝痛みも安らぎ元気に出発するが、直ったわけではなく午後になると痛くなる。特に足の裏がジーンと痺れるような痛みがきて、一旦停まると歩き始めは腫れ物にさわるようにそろそろしか歩けなかった。

 筋肉痛は3日目ぐらいから常態になった。毎日これだけ足を、筋肉を使っているのだから痛くて当たり前だが毎日の歩行には何の支障も無かった。持参した筋肉痛の塗り薬・はり薬はなくなるまで使い、その後は風呂やテレビを見ながら両手でマッサージをしたがこれは結構効果があった。

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