四国遍路170万歩の旅

−定年遍路道中記−







会員のページ はじめに 阿波の国 土佐の国 伊予の国 讃岐の国 ミニガイド 資料
プランの立て方
主な遍路用品
札所の作法
旅支度
へんろ道と道しるべ
マメ対策と筋肉痛
宿と食事とトイレ
お金の取り扱い
道路とトンネル
ミニガイドに戻る

1.プランの立て方

 日程を組むにあたり「へんろみち保存協力会」編纂の[四国遍路ひとり歩き同行二人]のガイドブックを全面的に活用した。行程を組むには札所間の距離、宿泊施設までの距離、山道か平坦かがポイントになる。
ガイドブック



私の手順は
 @ 同書に記載された札所間および宿泊施設の距離を基に、
 A 平地は時速4〜4.5キロ、山道は2キロ、
 B 原則旧へんろ道を歩く、
 C 参拝時間は30分、
 D 昼食時間は10分から20程度、
 E 朝の出発は7時頃、
 F 夕方は16時から17時着を標準とし、
 G 88ヵ所の札所とこの機会に寄りたい名所旧跡の見学時間を入れて、
 H 1日の歩行距離を平均30キロ、
とした。なお、私は1番を出発してまた1番に戻るまでは一切乗り物に乗らないことにした。

 次に、各札所間(札所が無い日は主要ポイント)の距離を算出し、その間の距離を前述のABCDGを基に時間に置き換え、その積み上げで1日の行程を決めた。FHは宿泊地によって変わった。
 1日毎に行程を組み、その積み重ねで一度全行程のラフプランを作成したあと、色々なファクターを考え修正した結果、40日で回れる計画が出来た。

実際に歩いて気のついた点として
出発時間…出来るだけ早いほうが良い。遍路宿は朝食が早く6時から6時半には出られ、またコンビニで朝食を準備しておけば、この時期は5時には明るいので早発ちが可能である。
札所での時間…納経所で待たされたり長居をしなければ20分あれば充分。30分で組めばゆっくり見学ができる。
歩く速度…平地では実際には時速約5キロでは歩き、山道も思ったより時間はかからなかった。4キロで設定したのでゆとりが出来た分を土地の人とのお話に使えた
ホテル以外は、夕食は早ければ17時半、平均18時なので、遅くても17時迄には着きたい。早く着くほど風呂、洗濯が皆より早く済ませられる。

会員のページ はじめに 阿波の国 土佐の国 伊予の国 讃岐の国 ミニガイド 資料