タクシーを利用してキャメロン高原へ6月11日(火))

昨日は午前に成田を出て午後4時クアラルンプール空港着。所要6時間(時差は1時間。日本の正午が当地で11時)。夕方からキャメロンへ行けば夜になるので、余裕を見て日本人が多いメリアホテルへ宿泊した次第。

クアラランプールの町
(マレーシアロングステイガイドより)
このホテルは常時ではないが日本人スタッフがいて何かと便利だ。今回の旅の半分だけを付き合ってくれることになった同期の伊藤甫夫妻と家内の4人でクアラランプールの夜の散歩としゃれ込む。
強烈なスコールと飛び上がるほどの落雷による歓迎を受けたが 中華料理とビールで旅の前途を乾杯。早めに就寝。

朝11時。昨夜フロント経由で依頼していたタクシーのワゴン車に大きな旅行バッグを詰め込む。この国のタクシーはメーターがない。料金は個別交渉だ。車の大きさにもよるが、行き先までの凡その料金を念頭に入れて交渉する必要がある。250リンギ〜300が相場。チップは原則不要。

昨日は空港でホテルまでタクシーを利用したが胡散臭い奴等のしつこい誘いがあった。これははダメと聞いていたので乗り場近くのクーポン券売り場で券を購入した。ここで大型とか小型、市内までといえばトラブルはおきない。

この国では60歳を過ぎるとレンターカーが借りられない仕組みになっている。60歳を過ぎると車の運転がおぼつかなくなり事故を起こす懸念があるというのであろうか?

さてキャメロン行きの運転手は無口な中国系。4人のバックを積んでも余裕があるワゴン車はツインタワーの横の高速道路をひた走りにタパーへ。
我々は地図を出しながら郊外の風景を望遠。KLからかなりの郊外まで工場や住宅建設が進んでいる。KLと新空港の間に筑波学園都市を近代化したような電脳都市を建設しこの国の情報産業化、先進国への歩みを促進している、と聞いたが、うなずけられる開発状況だ。ただ高速の側道を二人乗りのオートバイが走っていて危険がないだろうかと、余計な心配をする。

イポー ペナンの標識が見え始める。やがて約200キロ3時間余りを走行後、タパーインターから一般道路へ。ここから山道だから休憩を、と思うが止まる気配がない。たまりかねて停車を依頼。やがて小さな集落で用足しと水の補給。

これから何度も通うことになるであろう坂道はカーブ連続の山道。ジャングルピイプル(オランアスリ)が道端でドリアン、プタイ(ジャングルビーンズ)、ランプ-タン等を売る粗末な屋台が多く見られる。痩せた犬がいる。鶏、羊も。半裸の彼等は大柄ではないが割とがっしり型。黒いうえに日焼けしていて健康そう。店の横にオートバイが置いてある。時には古びた小型トラック等も。

さて ヘリテージホテルのロウラさんは、スリムな中国系の女性であった。この方には今後いろいろお世話を戴くはずだからと 丁寧に挨拶する。彼女は仕事柄日本語教室に通っているそうだ。

チェックインを終えて休憩のあとタナラタの町へ。(地図)雑然。各商店ごとの歩道つまり隣の店の境の歩道はレンガが積んであったりして、落差があるため、ボンヤリ歩くとつまずいてしまう。

タナラタ商店街(筆者撮影)
インド系(べジタリアン向け)レストラン、中国系ホテル(といっても2階が2〜3室の安宿だが)兼営の食堂、いずれも歩道にテーブルを持ち出し通行人が通る横で食事をすることもできる。違和感は全くない。主に中国人とインド人が経営している雑貨店は 新聞、豆腐、野菜、酒類等何でも売っている。お土産屋、銀行、郵便局など等が立並ぶ。道路の反対側はガソリンスタンド、バス停、タクシー会社。運転手達が客待ちのため歩道に椅子を持ち出し通りを眺めている。それに少し汚い屋台の店。常設屋台の前を通ると独特の匂いがした。

ホテル兼営の店ダウン・タウンで夕食。
スチームボード
中華風寄せ鍋(スチームボード)は二人以上の注文が必要だ。これは中々美味しく、滞在中ことあるごとに楽しんだ。伊藤は隣の雑貨店から紹興酒を買い込み気勢をあげる。最高だ。ビールも美味かった。


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