高島靖男のインド日記
会話中心の授業
<注1>
  日本語教育を受けたというインド人技術者をみていると、日常会話はできても日本語が書けないというケースが多い。日本でのインド人技術者の大量失業の件は、もちろん不況の問題が一番大きい。しかしその裏では「仕様書の文章を書けないインド人技術者」の存在がある。
  インドの日本語学校では、日本語能力試験合格のためのみの教育である。IT技術者はあまり見かけない。IT技術者は企業内で教育を受けている。ここでは「コミュニケーション能力向上」が叫ばれ、日常会話の教育が中心。日本に行って生活をするための会話である。しかしそれだけで仕事ができるわけはない。(竹田 孝治氏談、エターナル・テクノロジーズ社長)
戻る