「日本百名山シリース゛」をご覧いただいた真崎紘一さんからのご投稿

真　崎　紘　一　さん

[名古屋西支社(s57～58年)・東海営業所(s59～61年)ご勤務。茅ヶ崎市ご在住。]

編集子様。　本メールのお受取人がどちら様か分からずに、お便りさせていただきます。
昔、名古屋西支社と東海営業所に勤務させていただいた真崎紘一と申します。
平ヶ岳の思い出をまとめてみました。

　東京育ちの私が魚沼の山との係わりを持ち始めて４０年になる。
当時は土曜日が未だ半ドンであった。午前中の仕事を片付けると、
上野駅から急行に飛び乗り、国境の長いトンネルを目指した。

　その中でも最も好きな山は平ヶ岳だ。

山麓の山小屋から登ること約６時間、山頂直下の姫ノ池に出る。
「平ヶ岳」という名前の由来に得心し、流した汗が報われる瞬間だ。

　それにしても、広大な山上湿原。この開放感は何だろうか・・・。

いつまでも逍遥したい気分を抑え込み、４時間かかる復路を考えて山頂を後にする。

　３０代になると、北海道や愛知県に転勤して山行の時間は殆ど無くなった。
それでも合間を盗むようにして、魚沼に通い、平ヶ岳には通算８回登った。

　２００９年７月、奥只見山岳会の友人の案内で３０年ぶりに平ヶ岳

を再訪した。沢沿いに新たに付けられたルートを経て、往復６時間。

池塘に映える悠揚迫らざる山容は、時の流れを感じさせなかった。

　　　前夜の酒盛り　　　　　　　　　　　　　　　　　平ヶ岳山頂の玉子石付近

　平ヶ岳の思い出が、このような形で陽の目を見ることになるとは思ってもいませんでした。改めて感謝申し上げます。(真崎)

真崎さんへの連絡は　⇒　　　

　　(クリック)

ご投稿有難うございました。