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青春18きっぷで千葉・茨城の旅

青春十八きっぷを使っておじさんおばさん7人で千葉・茨城の旅をする
名古屋から臨時夜行快速列車「ムーンライトながら
に乗って東京に向かう。「ながら」は、かつては定期列車であったが
今年の春は3月15日から3月23日まで9日間運行するのみである
10両編成の全席座席指定になっているものの、シート巾が狭く足が延ばせない。電機は消えず、ずっと点いたままである
青春18きっぷと抱き合わせで乗れるのがいい
東京からは15両編成の快速で千葉に、千葉からは6両編成の普通列車で銚子に、いずれも総武本線を走る
銚子には朝の八時に着く。銚子駅前の食堂で朝食を済ませ駅前を少し歩く。

銚子から香取線で佐原に行く。佐原は昔からの家業を受け継ぐ商家が小野川に沿って
今も江戸・明治・大正・昭和の情緒を残す町屋・土蔵・洋館が並ぶ
柳が風に揺れる川の両岸には石垣が組まれ石段がついている
ダシと呼ばれた舟着き場の跡で水運盛んなりしころの面影たっぷりである
ドームが印象的なレンガ造りの洋風建築の三菱館にレトロを感じる
日本で初めて実測による日本地図を完成させた伊能忠敬の記念館と旧宅跡に寄る
旧宅は忠敬が自ら設計し、30年余り過ごした母屋と店舗が残っている
佐原の歴史的町並みを歩いたあと、香取神宮に行く。

香取神宮は、下総の国の一ノ宮で日本書紀の国譲り神話に登場する経津主大神(ふつぬしおおみかみ)を祀る
黒漆の外観に金箔を混じえた極彩色の蟇股(かえるまた)が荘厳なたたずまいを見せる神殿は
元禄13年に徳川綱吉の再建による。創建は神武天皇18年と伝える。塗りの楼門はみごとである
巨木の茂る神域は広大で、利根川を見下ろす高台にあり眺めがよい。




香取神宮をあとにし、潮来でサッパ舟(笹葉舟)に乗り、十二橋めぐりをする
人家と人家を結ぶ人ひとりやっと通れるほどの細い小さな橋の下を舟から見上げる
橋には思案橋、黄門橋、十六夜橋、想い出橋、見返り橋の名が付いている
おばあさん船頭さんが、潮来花嫁さんを唄ってくれる。

潮来から鹿島神宮に参拝する。鹿島神宮は武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)を祀る
武甕槌大神は天照大神の命を受けて、経津主大神と出雲の国に天下り
大国主命と話し合って日本建国に挺身された武勇の神様である
香取神宮と同じ創建は神武天皇の御代と伝わる。楼門は香取神宮と同じ朱塗りで見事である
阿蘇神社、筥崎(はこさき)宮と並んで、日本三大楼門の一つに数えられている
鹿島神宮で参拝を終え、鹿島臨海鉄道に乗り水戸に向かう。鹿島臨海鉄道は踏切がない
鉄道を跨ぐ橋が多く、鉄道の下を車が走る。非電化、全線単線のワンマンカーである。



日が暮れる水戸でホテルに荷物を置き、偕楽園の夜の梅見に行く
梅林を歩き大工町にある炭火焼き「ろばた屋」で一杯呑んで夕食を取る





翌朝は、梅の香り華やぐ偕楽園に行く。園内の梅林の梅には、「烈公梅」・「白難波」・「虎の尾」・「月影」
「江南所無」・「柳川しだれ」と水戸の六名木の名札が付いている
早春には約100品種、3000本(当初は一万本)の梅の花の咲きほこる梅の名所である
日本三名園のひとつ偕楽園は、水戸藩9代藩主徳川斉昭が創設し、その中心ある斉昭が愛した「好文亭」を見学する
木造2層3階建の本館の楽寿楼から梅林を見下ろす。千波湖をはじめ、周囲の景観を一望する









水戸から980円奮発して、グリーン車に乗り、上野を経て、沼津に行く。二階からの眺めは抜群である
沼津から普通で静岡に向かう。途中、東田子の浦、吉原、冨士から富士山を眺める
普通電車からなので長い時間富士山を眺めれ良かった。静岡から新幹線で名古屋に帰る
JR1026キロ、鹿島鉄道56キロの旅を終える。

投稿者  久田宣生氏 31年3月

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