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青春18きっぷで浜坂にカニを            

冬の味覚の王者 松葉ガニを求めて、今年も青春18きっぷを使って浜坂に出かけました
四日市から2両編成の電車で亀山に行く。亀山で合流し6人の旅となる。亀山から柘植までの関西線も2両編成のディゼルである
柘植から草津へは杣川(そまがわ)、野洲川に沿って甲賀流域を走る草津線に乗る
草津線は全駅に各駅停車する普通列車のみの全線単線電化路線である。四日市から草津までは特急も快速も走らない
列車の中では話すか、食べるか、飲むか、寝るかの選択しかない。酒を呑みながら窓外を眺める
草津に近づくにつれ、だんだん乗る人が多くなり、草津から京都への東海道線はラッシュを過ぎているのに座れない
いわゆる立ちんぼうとなる。

京都からは山陰線の旅となる。山陰線は京都から幡布(下関市)673キロの最長在来線で
私たちは京都から浜坂まで198キロを乗る。京都から園部は快速電車に、園部からは2両編成電車となる
明智光秀が築いた福知山城の復元した天守閣を窓外に見ると福知山に着く
駅前にある、「つけ麺本舗ぐうりんだい」でつけ麺の昼食をとる
全粒粉を使用した極太の麺を、鶏ガラと豚骨を煮込んだスープにつけて食べる。なかなかいける
福知山からは2両編成の電車で城崎温泉に行く。駅近くの飲泉場で城崎温泉水を口にする
城崎温泉は志賀直哉の「城崎にて」で有名な温泉町である。城崎温泉からは2両編成のディゼルで浜坂に向かう
城崎温泉から芦屋トンネル(全長1859m)を抜けると竹野で、短いトンネルの間間に、小さい入り江を囲む漁村がある
窓から日本海の雄大な景観を眺める。浜坂の手前に餘部橋梁がある
平成22年に架け替えられた高さ41m、長さ310mの鉄道橋で、海岸の集落を高所で跨ぐ
餘部駅があり窓から見下ろす。ちょっと怖い。


浜坂駅には、「ようこそ新温泉町浜坂に」と、カニのデザインの大看板が掲げられている
今夜の宿「澄風荘(しょうふうそう)」に向かう
宿で一息入れ、浜坂温泉日帰り入浴施設「ユートピア浜坂」のジェット風呂、泡風呂の内湯に浸かり寛ぐ
浜坂温泉は泉温68度で、「蛇口をひねればすぐお湯が」と豊富な湯量を誇る天然温泉である

かにのプロ、かにソムリエのもてなしの「澄風荘」でカニ料理を食べる
松葉カニ水揚げ日本屈指の浜坂漁港から水揚げされた活松葉カニを、炭火でさっと焼く焼きガニを目で味わい
舌で味わう。カニ刺し、カニちり鍋、カニ味噌とカニ尽くしに堪能する。カニ味噌に酒を注ぎ、舐めるのもなかなかいける
セイコガニ(松葉ガニのメス)のカニ汁もうまい。最後は、かに雑炊で締める。ソムリエの説明を受け、食べた食べた。 








浜坂ちくわを土産に貰い、澄風荘をあとにする。浜坂からは豊岡で乗り換え、福知山に行く
福知山駅構内で、ブレンドコーヒーのモーニングドリンクを頼む。コーヒーとドーナツパンが付いて278円
ブレンドコーヒーだけだと270円。なにか得したようだ
山からは福知山線で篠山口に行く。途中の柏原という駅にびっくり。東海道線にある柏原はよく知っている
福知山線の柏原は「かいばら」、「(福)柏原」と表記
東海道線の近江長岡と関ヶ原の間にある柏原は「かしわばら」「(東)」と表記
ちなみに関西線の王子と天王寺の間にも柏原がある。ここは「かしはら」と
同じ字で読み方を変えて、滋賀県、大阪府、兵庫県に柏原駅があるのを知った。

篠山口から篠山商店街にある大正ロマン館にタクシーで行く
大正ロマン館は、大正12年に篠山役場として竣工した西洋館で平成12年使用を終え、篠山観光拠点施設となっている
ここで、丹波名物「黒豆御飯」定食の昼食をとる。篠山商店街は「せいもん払い」と書いた幟を立て、年末大売出しで賑わっている
デカンショ節発祥の地、丹波篠山は日本の原風景が今も残る。「添て嬉しや 今年の夏は 二人揃って盆踊り」
「丸うまんまるこう 輪になって踊れ 心丸い娘を嫁にとる」。ぼんぼりはデカンショ節を語る。商店街をあとに、篠山城跡に向かう
篠山城は、関ヶ原の合戦に勝利した徳川家康が築城した城で、大坂城への牽制とした。本丸、二の丸の石垣がほぼ完全に残っている
二の丸にある篠山城大書院を訪ねる。大書院は、篠山城とほぼ同時に建てられた木造住宅建築で、非常に規模が大きい
。昭和19年火災で焼失したが、平成12年に復元再建された
上段の間で、狩野派絵師の描いた障壁画に見る。大床の松の絵も見事だ。




福知山線に乗り、尼崎からは東海道線で米原、大垣経由で名古屋に行く。名古屋駅でワンコイン天婦羅きしめんを食べる
名古屋から関西線で四日市で降りる。行きは299・5キロ。帰りは451・2キロ。JRに乗った乗ったの青春十八きっぷの旅を終える。

投稿者 久田宣生氏 30年12月

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