第132回の東上会ハイキングは、前日までの寒波に覆われ身震いした天候から一転、気温も12〜3度の暖かい日差しに恵まれた2月20日(土)に開催いたしました。 集う会員は33人、一時は40人の参加申し込みがあり、狭い集合場所にどうなることかと悩みましたが、前日までのあまりの寒さのためか、欠席申し出が続出し、丁度手頃の参加者で実施することが出来ました。 今回のコースは「東京随一の梅の観賞と怪獣が住む公園を探索するコース8キロ」です。 いつもの通り、10時に都営地下鉄の西馬込駅に集合、朝礼で初参加者の紹介・コースの説明・特に「池上梅園」入園にあたり65才以上の確認ができる健保証が必要であること、また今後においても年齢確認だけでなく途中の体調をくずした場合の必要性が伝達され、年寄り集団のウォーキングとの感が実感されました。いつもの川柳で洲戸行郎さんが笑い飛ばします。 「健保証持って集まるウォーキング 行々子」 |
||
スライドショウ | ||
さて、朝礼のあと一行はすぐ近くの「池上梅園」に向かいます。「池上梅園」は、伊東深水画伯の自宅兼アトリエだったところで、戦後都に寄贈され梅園として都民の憩いの場になったのだそうです。今週あたりから梅の見頃になったとのこと、大勢の観梅客が詰め掛けています。斜面に植えられた370本の紅白の梅が我々を迎えてくれました。「花より団子」ならぬ甘酒とばかり、売店に群がって熱い甘酒を楽しむ姿も見えました。 「甘酒を吹いて梅園三分咲き 行々子」 本来は、梅をバックに記念写真を撮りたいところでしたが、狭い場所なので他の客への迷惑を考えて、スナップ写真で我慢することにして30分間自由に見学をして、次いで梅園の裏手にある「池上本門寺」へと進みます。 |
||
池上本門寺は日蓮聖人の終焉の霊場であり、広大な敷地に数多くの立派な仏殿が立ち並んでいます。壮大な大堂前の広場で集合写真を撮り、次に力道山の墓所に向かいます。力道山の活躍に胸を躍らせた年代の一行です。思い思いの感慨で力道山の胸像を囲んで写真を撮り、よき時代に思いを馳せたものでした。 そして、北村西望作の高さ3m余の聖人像、そして加藤清正が寄贈といわれる96段もある石段を下り、石段脇の女坂に植えられた河津桜とも寒桜ともいわれる満開の桜に感激しました。 |
|
|
池上本門寺大堂前にて (写真をクリックすると拡大します) |
||
「石段の数が当たらぬ本門寺 行々子」 「石段の下で桜が出迎える 行々子」 総門を出ると門前街が続きます。昔ながらの酒屋さんなどが並ぶ街を抜けて幼稚園の隣にある小公園「池上5丁目公園」に到着、ここで待望の昼飯です。暖かい日差しのなか、陰を求めて場所を探すなど、昨日までは考えられない行動です。 食事の休憩後、いよいよ怪獣の住む公園へと進みます。東急池上線に沿って南下、東急多摩川線・環八通りを横切りますと間もなくJRの車両基地があらわれます。 「JR見事に並ぶ車庫があり 行々子」 |
||
ここを越すと、目的の西六郷公園はすぐです。JR東海道線・京浜東北線沿いに突如真っ黒の怪獣(ゴジラでしょうか?)が天空から見下ろす公園が現れます。 東海道線・京浜東北線の蒲田駅南方すぐの西側に怪獣が車窓から見えますので、皆さんも目にしたことがあると思いますが、この公園が通称「タイヤ公園」です。古いタイヤを集め怪獣を造り上げた特異な公園で、休日ともなると子供達が大勢集まり自由奔放に遊ぶ姿が見られ、日本の少子化が嘘のような光景です。 「タイヤ公園迷子が叫ぶパパ走る 行々子」 いい句ですね。正にこの通りです。 |
|
|
タイヤ公園の怪獣を背に (写真をクリックすると拡大します) |
||
怪獣を背に集合写真を撮り、しばし今日の疲れを癒した一行は午後2時半蒲田駅に到着、次回の安行桜を楽しみに解散しました。 なお、次回3月は下記の通り開催しますので、友和会員または現役の方で参加ご希望の方は、幹事までご連絡ください。(締切り3月19日) 日時 3月27日(土) 集合 10時 埼玉高速鉄道 戸塚安行駅改札 コース 「早咲きの安行桜を楽しむコース 9k」 幹事 後藤武夫 sarry-goto@msg.biglobe.ne.jp |
||
目次に戻る |