第129回東上会ハイキング
第129回東上会ハイキングは、前日までの寒さから一転して雲ひとつない快晴、17度を超える暖かい日差しの中での開催となりました。今回のテーマは「紅葉に染まる庭園などを巡るコース」(7キロ)でしたが、残念ながら紅葉には少々早過ぎましたが、江戸大名の庭園の素晴らしさを満喫した一日でした。
スライドショウ
午前10時JR山手線の駒込駅に集合した一行33人は、駅隣の「染井吉野記念公園」(ソメイヨシノ桜の発祥の地)で朝礼、今日のコースの概要の説明を受け出発しました。出発してすぐが、五代将軍徳川綱吉の側用人として権勢を振るった柳沢吉保が造園した「六義園(りくぎえん)」です。見事な回遊式築山泉水の庭園で、池の周囲のハゼの木が真っ赤に紅葉し庭園の趣を一段と彩っていました。
しかし、庭園の裏の小道に見られるモミジの紅葉はまだ色づいてなく残念至極でした。なお、11月27日からライトアップしてモミジの紅葉の美しさを演出してくれるとのこと、再度尋ねたい思いを残して六義園をあとにしました。
六義園にて
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次に向かうのは「白山神社」でしたが、途中境内のイチョウ並木が黄色に染まり素敵な「吉祥寺」を発見、急遽立ち寄った後、アジサイで有名な「白山神社」にお参りです。ここで暫時休憩の後、「小石川植物園」に向かいます。

東大の付属植物園である「小石川植物園」は、もとは館林城主・松平徳松の別邸で、のちに五代将軍・綱吉になった徳松がこの敷地内に薬草園を作ったのが「小石川療養所」の始まりだそうです。
春には華やかに咲き誇るサクラの広場も今では茶色い落ち葉に変身、モミジの紅葉には少し早く、イチョウの黄葉とドウダンツツジの紅葉が私たちの目を楽しませてくれました。ドウダンツツジの美しい紅葉を見ながら弁当を楽しみ、午後1時「小石川植物園」とお別れです。
小石川植物園の日本庭園にて
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植物園を出て約15分、狭い路地を抜けて「伝通院」に到着です。ここは家康の生母・於大の方の菩提寺で、千姫ほか有名人の墓があります。伝通院を出て、最終の目的地「小石川後楽園」へと向かいます。

ここ「小石川後楽園」は折りしも観光のピークで、観光バスの団体でごった返す有様です。ここは、水戸藩の上屋敷で二代藩主・光圀の時代に完成した庭園とのこと。六義園に比べると紅葉は少しは色づき、特に池畔のモミジの紅葉は一幅の絵のような美しさで、一同ようやく今日のテーマ「紅葉に染まる庭園」を感じたのではないでしょうか。
東京に残る深山幽谷といわれる「小石川後楽園」を一周し、午後3時門前で解散、12月12日の歩き納めハイキングを楽しみに散会しました。

なお、次回12月は下記の通り開催しますので、友和会員または現役の方で参加ご希望の方は、幹事までご連絡ください。(締切り12月4日)
  日時 12月12日(土)
  集合  10時 東武東上線森林公園駅改札  
  コース 「冬枯れの森林公園を一周するコース 8.5k」
  幹事  後藤武夫    sarry-goto@msg.biglobe.ne.jp
       
八尾洋二    yyao@feel.ocn.ne.jp
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