第113回 東上会ハイキング

第113回の東上会ハイキングは、気候も最高、新緑の美しい5月17日(土)に開催しました。今回のテーマは「都心の明治・江戸の歴史散歩コース8K」とし、距離は短いですが都心の歴史に接し、また緑を満喫するコースとしました。
幸い天気は絶好、涼しい風もあり、歩くには最高の日和で、29人の参加者の足取りも軽く、素敵なハイキングを楽しむことができました。

集合はいつものとおり、朝10時東京メトロの後楽園駅です。隣の礫川公園での朝礼で嬉しい報告があり、皆が拍手で喜び合いました。体調を崩し、ここ何回か欠席された東上会の会長の四塚さんが、お元気になられ出席されたことです。
初参加の方の紹介の後出発です。後楽園駅を出ると、東京ドームシティーです。頭上をジェットコースターが轟音を轟かして走り、ウォーターシュートが水の滝を滑り降りるスリルを横目に眺めながら、本郷給水所公苑へと急ぎます。

本郷給水所公苑は、都の水道局が管理する給水所の上部に人口的に造られた公苑で、44種320株のバラが植えられ、いま満開でした。
集合写真を撮り、思い思いに写真を撮って楽しみ、この公苑の下にある「水道歴史館」へと向います。
ここ「東京水道歴史館」は、近代の水道の歴史は勿論、特に江戸時代の江戸上水の普及の模様など大変勉強になり、水の大切さを知る貴重な体験でした。

次の目標は、孔子廟で知られる「湯島聖堂」です。御茶ノ水駅の近くにありながら、行った人が少ない旧跡で、江戸幕府の学問の聖地「昌平坂学問所」跡です。世界最大の孔子像の前で写真を撮り、孔子廟の前庭で太極拳を演ずるなど元気いっぱいの高齢者集団でした。

本郷給水所公苑のバラ園で、
バラに負けない元気集団

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スライドショウ


昼少し前、予定通り「神田明神」に到着
です。参拝の後、社前で記念の写真を撮りました。当初は鳥居横の天野屋の甘酒を楽しみにしていましたが、時間の関係で中止にしましたら、Mさんが甘酒まんじゅうを差し入れてくださり女性軍は大喜びで饅頭を手にしての撮影でした。撮影後、本殿脇の銭形平次の碑・力石などをめぐった後、神社の隣の宮本公園で昼食をとり休憩です。

食事後、清水坂を一直線に登ると、泉鏡花の小説「婦系図」の舞台になった湯島天神です。学問の神様菅原道真公を祀る当社は、1〜2月の受験期には大賑わいですが、この時期は参詣人も少なめです。撫で牛信仰の厚い面々が認知症にならないよう牛像の頭を撫で、また王監督の「努力の碑」に若き日の思いを偲び、湯島天神を後にしました。


神田明神の境内で、手にするのは
甘酒まんじゅうです

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最後は、明治29年に建てられた重要文化財「旧岩崎邸庭園」です。往時に比べると半分以下の敷地になってしまっていますが、三菱の創始者の邸宅は近代日本を代表する素晴らしいもので、一同感嘆の声をあげたものでした。洋館そしてそれに結合した和館を見学、広々とした洋風庭園で明治の近代化の流れを感じたものでした。

そして、休日で賑わう不忍池畔を散策して、午後2時半にゴール、次回の再会を楽しみに散会いたしました。なお、次回は、6月に下記のとおり開催しますので、友和会員または現役の方で参加ご希望の方は、幹事までご連絡ください。(締切り6月7日)


 日時 6月14日(土)
 集合 10時東京メトロ有楽町線有楽町駅南口改札
 コース 「皇居周辺散策と靖国神社遊就館を訪ねるコース7K」
  幹事 後藤武夫    sarry-goto@msg.biglobe.ne.jp
      八尾洋二    
yyao@feel.ocn.ne.jp
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