第111回 東上会ハイキング

第111回の東上会ハイキングは、「早咲きの桜を探して歩くコース」と銘うって計画しましたが、何と3月22日には開花の宣言が出され、その後急速に開花が進み、当日はどこも満開で桜・さくら・サクラ・・・と最高の花見コースになり、素敵な一日を過ごすことが出来ました。天候も最高、これもみな会員の方々の日ごろの心がけの賜物と、感謝・感謝の一日でした。

さて、集合はいつもの通り午前10時、小田急線の千歳船橋駅です。参加総数は35人、明和分会のホームページ委員長の東さんも久し振りに参加され、賑やかにスタートしました。

スタートしてすぐに千歳通りの桜並木です。東京農大の前まで続く桜に一同大喜び、そして競馬のメッカ「馬事公苑」に到着です。公苑内の日本庭園周辺の桜の見事なこと、人馬一体といいますが馬も桜を愛で、日本庭園の池には白鳥も優雅な姿を見せていました。
いつも投稿していただく、洲戸さんの川柳に曰く
 「花のもと馬白鳥に鯉もいる 行々子」 

馬事公苑で桜と馬に堪能した一行は、次の目的地「砧公園」に向かいます。その道筋の西用賀通りの桜並木が、また素敵でした。
 「思いがけぬ道にサクラの大並木
                   行々子」
馬事公苑にて
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そして、「砧公園」に11:30到着。少し早い弁当でしたが、秋扇のごとく人から見放された梅林近くの東屋で済ませました。桜広場は公園の奥まったところにあり、こちらは満開の桜の巨木がいっぱいです。この芝生広場は昔ゴルフ場だったそうで、大勢の花見客で埋め尽くされ、それぞれ花の下で一日を楽しむ姿を横目に、次の目標に向かって歩をすすめます。
 「満開の桜に甘えかかる女(ヒト)
                   行々子」
砧公園にて
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次いで、砧公園に隣接する「大蔵運動公園」の桜を見ながら通過、裏の仙川に出ます。仙川畔を少し入ったところには、おおくら大仏として有名な「妙法寺」があり、ここの枝垂れ桜は、都内で一番早く咲いたとのことですが、まだ優雅な姿を見せてくれていました。Mさん差し入れの桜餅とお寺の接待の甘茶に舌鼓をうった一行は、おおくら大仏に別れを告げます。
 「大仏はちょっとそっぽを向いている 行々子」

再び、仙川沿いに出ると、仙川は両岸の桜で、さながら桜のトンネルです。その桜で埋まったところにある東宝撮影所では2月に亡くなった映画の名監督「市川崑監督のお別れ会」が催されていました。西行が「願はくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ」と詠いましたが、桜の下に800人余が参列した盛大なお別れ会だったそうです。
 「花の下市川崑の別れ会 行々子」
一行は、最終の成城通りの桜並木を愛でながら、小田急成城学園前駅に14時半過ぎに無事ゴール、来月の八重桜を楽しみに散会いたしました。
 「世田谷は桜並木の多いとこ 行々子」でした。


なお、次回は、4月に下記のとおり開催しますので、友和会員または現役の方で参加ご希望の方は、幹事までご連絡ください。(締切り4月11日)
 日時 4月19日(土)
 集合 10時西新宿 明治安田生命新宿ビル前(1階路上)
 コース 「新宿都庁の展望室と御苑の里桜を楽しむコース8K」
  幹事 後藤武夫    sarry-goto@msg.biglobe.ne.jp
      八尾洋二    yyao@feel.ocn.ne.jp

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