高島靖男のインド日記
オリッサ州
  オリッサ州(オリヤー語:英語:Orissa)はインドの南東部にある州の一つ。州都はブバネーシュワル。人口は約3670万人(2001年)。公用語はオリヤー語。かつてはサイクロンなどの自然災害にさらされ、貧困地域として見向きもされない状況にあった。しかし、鉄鉱石を初めクロムや石炭などの鉱物資源が豊富に存在することが判明するやいなや、アルセロール・ミッタルなど大手製鉄企業が進出してきた。製鉄企業は100億ドル規模の投資を行い、製鉄所などの建設を進めている。ただし、この開発活動には問題も発生している。鉱区には先住民が住んでいるケースが多いが、企業や行政府は経済活動を優先し、強硬な立ち退きなどの措置を執っている。立ち退きの課程では先住民の死亡といった事態も起こっている。