高島靖男のインド日記
五十音との共通点
  ヒンディー語の辞書の文字配列は、日本の五十音の配列と非常によく似ている。aiueo アイウエオの母音は全く同じ。子音の kstnhmyrw カサタナハマヤラワの並べ方も、3つほどの例外を除いて同じ。もちろん、単純な子音しかない日本語と違い、ヒンディー語ではそれぞれの子音には特殊音があるため、子音字の数はずっと多くなるが、全体を通しての配列は同じ。インドの文字のもとになった梵字(ぼんじ)<サンスクリット語>の字母である悉たん(しったん)が、天平(てんぴょう)時代に南インドから伝わり、その資料は法隆寺にある。<広辞苑>