11人のチームが守備と攻撃に分かれて戦うスポーツで、フィールドの中央にピッチと呼ばれる縦長のスペースがあり、その両端にウィケットと呼ばれる3本の杭(スタンプ)に2つの梁(ベイル)を載せた柱のようなものが刺さっている。このウィケットにボールが当たらないようバットで守るのがクリケットの簡単なルールだ。
投手が投げたボールを打者が打ち、打ったボールがフィールドを転がる間に打者が走って点を重ねる。野球との相違も多く、代表的な点としては:
• 投手は助走を付けられるが、肘は伸ばして投げなくてはいけない。
• 打者は投げられたボールがノーバウンドであろうと、ワンバウンドであろうと構わず打つ。
• 打者は全方位どこに向かって打ってもよい。
• 後ろに立つ3本の棒(ウィケット、三柱門と書かれている時がある)に投球が当たるとアウト。
o 3ストライクなどではなく、ウィケットに1球でも投球が当たればアウト。
o そのかわりアウトにならなければ、何球でも打者は打てる。
• 打者はペアを組んで打撃し、投球をいくら見送っても良く、打って走らなくてもいい(但し、得点するためには走る)。 などの違いがある。
また、道具にも違いがあり、バットは棒形ではなく平たいオール型をし、グローブは捕手のみが着用を許され、両手に付けることができる。
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