高島克規のインド日記
『リライアンス』金融グループ
  リライアンス・ADA・グループ(Reliance ADA Group)は、インドを拠点とするコングロマリットである。金融・通信・電力・インフラ・メディア・不動産・ヘルスケアなど幅広く事業を展開している。オーナーは、インド二位の富豪であるアニル・アンバニ。
  リライアンス・グループの創業者であるディルバイ・アンバニの死後、長男ムケシュ・アンバニと次男アニル・アンバニが経営権をめぐり対立し、母親の仲介によりグループを2分割した。
兄のムケシュ・アンバニは、グループの中核企業であったリライアンス・インダストリーを、弟のアニル・アンバニは、金融、通信、電力、インフラ、メディアなどの事業を引き継ぎ、リライアンスADAグループを設立した。
  メディア部門子会社リライアンス・ビッグ・エンターテインメントを通じて、ハリウッドへの投資を積極化させている。スティーブン・スピルバーグ率いる映画制作会社ドリームワークスの株式50%を取得したほか、ブレット・ラトナーやニコラス・ケイジなどハリウッドの監督・俳優が所有する制作会社と企画開発契約を結んでいる。