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映画を通じて国際交流に尽力された川喜多長政、かしこ夫妻の屋敷跡に、ご夫妻の業績を伝えるとともに映画文化の発信を目指し、この4月1日同記念館が開館した。(写真@参照)
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オープンした川喜多映画記念館 |
94年ご夫妻のご遺族から映画記念館の建設を願って、鎌倉八幡の境内に近い裏山含む総面積9,484uの土地を鎌倉市に寄贈された.以来16年間、記念館設立基金が設置され、多くの映画フアンの支援を受けて、08年の着工から2年,総工費3億をかけてこのたび完成した。
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記念館は、敷地内の邸宅跡に、延床面積約389uの和風平屋建てを新築。
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川喜多映画記念館(筆者撮影) |
内部は、外国映画の輸入と配給、日本映画の海外への紹介に尽力されたご夫妻ゆかりの品が見れる展示室、51席あるミニシアター等で構成されている。鎌倉らしいたたずまいを象徴する50メートル余の板塀も改修し、敷地内に遊歩道もあり、山を背景とした東京の練馬から移築された哲学者和辻哲郎の民家(曜日によって一般に開放)と今を盛りの桜も見れる。
近年、鎌倉にある古い大きな屋敷跡が次々とマンション化する中で、鎌倉の景観と伝統を守るためにもこの記念館が完成した意義は大きい。 |
同館では、4〜6月は、「映画で世界を結ぶ―川喜多夫妻と思い出の名画」と題して、「天井桟敷の人々」「制服の処女」、「赤と黒」「花咲ける騎士道」「羅生門」など数々の名作が上映。
4月10日には映画評論家佐藤忠雄氏による「川喜多夫妻が映画に残したもの」と題する講演など、いろんな催しが今後計画されている。
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9時〜17時(月曜休館)。観覧料一般200円,小・中学生100円(映画観覧800〜1,000円)、
問合わせ鎌倉市川喜多記念映画記念館(0467-23-2500)。 |
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